サンマーメン

玉泉亭。強力にお勧めいただいたので、近くだし、何千円もするわけじゃないし、行っとくでしょ、口コミに勝る情報無し。
先客は無し、親父が厨房で待ち構える、「ドンとこい!」って感じ、それならこちらも、女将が水を置く僅か前にサンマーメンを注文。しかし、出てくるのが早い、バーグといい勝負。醤油ラーメンに塩味のあんかけはややスープの面を残す、実にシンプルな横浜限定品。サンマーメンにしてはキャベツの方がやや多い、人参に木耳一枚、よくわからない葉っぱ数枚に豚少々。あんかけもスープも出汁は良く出ているのにすっきりしていて、優しい美味さがにじみ出ている。炒めの段階でしっかり火を通しているようで、あんかけには香ばしさがあり、これがデフォで胡椒の効いたスープと良く合う。ベースとなる醤油ラーメンは、やや濁った鶏がら系中華スープにややちぢれた麺と、まさに街中華のラーメンそのもの。一気に完食、完飲。ごちそうさまでした。


ちょっと用事で出掛けたついでの食事であってもけして外すことのないおばさまたち御用達といった店ですな。
モヤシ中心の醤油味のあんかけが溢れんばかりの、三幸園のサンマーメンとは一味違う、上品な一品でございました。